コロナ禍で営業日と時間短縮 栃木・矢板の温泉施設

栃木県矢板市の福祉健康増進施設「城の湯やすらぎの里」は、新型コロナウイルスの影響で今年度上半期(4~9月)の来場者数、売上額がともに前年度同期に比べて半減したことから、休業日増や営業時間短縮などによるコスト削減に乗り出した。  同施設は、新型コロナウイルスの影響により、4~5月の約1カ月間、臨時休館。感染が小康状態になったことから営業を再開し、市が割引クーポンを発行するなどテコ入れを図ってきた。しかし、想定していたほどの効果が上がらず、客足が戻っていないのが現状だ。  市によると、今年度上半期の来場者数が約4万6600人、売上額が約2046万円とともに前年度同期の半分以下まで落ち込み、この間約1274万円の赤字という。このため市では指定管理者とコスト削減策を協議。休館日を隔週の月曜日から毎週月曜日に増やしたほか、閉館を午後9時から同8時に早め、営業時間を1時間短縮した。12月からは第1、3火曜日も休館し、さらなる人件費や光熱費などの圧縮を図る。