陸自戦車160両が一堂に集結、射撃の精度や早さを競う

北海道内の陸上自衛隊の戦車部隊が一堂に集結し、射撃の技術を競い合う競技会が26日から恵庭市陸自北海道大演習場(島松地区)で始まった。5日間にわたって七つの部隊から約160両の戦車が参加する。 【写真】大音響とともに戦車砲を発射する戦車=2020年10月26日、北海道恵庭市  戦車による国内最大規模の競技会で、1年間の訓練の成果を披露する場でもある。陸自唯一の機甲師団の第7師団(千歳市)をはじめ道内の2師団、2旅団に所属する戦車部隊から90式戦車延べ144両、10式戦車延べ20両、隊員約1300人が参加する。  競技は、4両で編成する小隊ごとに分かれ、1200メートル~2700メートル先の標的に向け、戦車砲と機関銃を発射し、命中の精度と時間の早さ、指揮の的確さを総合評価する。戦車を走行させながら的を狙う行進射撃では、戦車の走る轟音とともに戦車砲の大音響が演習場内に響き渡っていた。(志田修二)